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盆栽

盆栽

和の芸術品、誰しも一度は見たことあるんじゃないでしょうか。
インテリアとしても親しみのある盆栽、今回はそんな盆栽についてご紹介します。

盆栽の魅力

盆栽は芸術品として高い評価を得ているものもあるので自分で育てるのは難しいと考える人もいるかもしれません。しかし、初心者の方でも育てやすい種類も多くあり、最近では女性の間でもインテリアとしてもかわいくて、楽しむ人が増えています。マンションでも部屋に置ける『小さな庭』として部屋で四季を感じられます。
盆栽は小さな鉢に自分だけの庭を作ることができます。
浅く小さい鉢に樹を植え、季節のものと周りの風景を演出することもできます。観葉植物が、成長し大きくなると大きい鉢に入れ替えるのにたいして、小さ目の鉢の中で樹と周りの調和を表現するのが盆栽の最大の魅力です。枝の生え方や土に繁茂する苔、自然のままで長い時間をかけて育てあげる魅力があります。

盆栽の育てかた

1、水やり
土の表面が乾いていたら底から水がでるまでたっぷりあげる。目安として2、3日に1回朝方に水をあげましょう。夏は1、2日に1回。乾いていなければ、上げる必要ありません。寒い時期の夕方以降の水遣りは避けましょう。あくまで目安なので鉢の大きさや気温や風通しなど置いている場所の環境によっても変わります。表面の土を観察し乾いたらたっぷり水をあげるようにしましょう。
2、置き場所
風通しがよくて1日数時間は日のあたる場所で管理しましょう。盆栽は基本的に屋外で育てます。季節による気温の変化などもちゃんと体験させましょう。雨に当たってもかまいませんが、梅雨時期など雨が続く時は軒下に置いて土が常に湿った状態にならないようにしましょう。棚の上などに置くと風通し良くなります。夏の強い日差しは避けて日よけをしてあげましょう。冬は鉢が凍ってしまわないように室内で管理など注意しましょう。室内で観賞する場合は、2、3日を限度に。外出の際は外に出すのを忘れないように。仕事等であまり家にいない方は、普段は屋外で管理してお休みの日には室内で楽しむなどしましょう。
室内などや風通しの悪い場所に長期間置く、エアコンや室外機などが直接あたる場所、日が全くあたらない場所、真夏の直射日光・氷点下になる場所などは状態が悪くなるのでなるべく避けましょう。
3、手入れ
肥料
盆栽は土が少なく水やりで養分が流れやすいため、肥料で栄養を補う必要があります。盆栽用の肥料を用意して梅雨時や真夏を避けた4〜11月に使いましょう。説明書に従って、適切な量を株の根元から離れた位置に置いてください。肥料は1、2ヶ月で溶けるので定期的に変えましょう。
剪定と芽摘み
盆栽は、剪定や春先から伸び出す新芽を摘むといった作業で樹木の形を整え、より観賞価値を高める手入れをしますが、初心者の方はプロの意見を聞くといいでしょう。最近では動画等もあるので参考にしましょう。剪定は伸びすぎた枝や必要がない枝を切る作業で、樹木の種類によって時期や方法が異なります。新芽の先端をピンセットで摘み取る芽摘み、伸びた芽をはさみで切る芽切り、不要な芽を取り除く芽かき、咲き終わった花を摘み取る花がら摘みなど、状況によっては針金で形を整える作業も行います。

初心者おすすめ盆栽

 梅
盆栽では定番の樹木の1つです。春の訪れを開花とともに感じられるだけでなく、白やピンク、咲き分けなど色々な花色が楽しめると人気があります。
 五葉松
育てやすいことはもちろんのこと、長年栽培していく中で盆栽の基礎を学ぶことができます。植え付ける器によって、印象がやわらかくもシャープになるのも五葉松の魅力です。
 黒松
盆栽に仕立てられる樹木の中でも安定した人気を誇る黒松。五葉松に比べて葉っぱも長く太くなっています。1年中葉っぱの緑を楽しめ、丈夫で安心して育てられます。    
 もみじ
手のひらのように深い切れ込みが入った葉っぱがかわいらしい樹木です。春の芽吹き、夏の葉緑、秋の紅葉と季節の移り変わりを楽しめることが魅力となっています。お寺などで見かける事が多いですが、剪定によって樹高を調節できます。
 真柏
盆栽の王道として、五葉松とその人気を二分するのが真柏です。ミヤマビャクシンの変種で、白くすべすべとした樹皮が美しく、葉っぱがこんもりと茂る姿が自然な雰囲気を演出してくれます。幹が横に曲がって生長する姿が魅力です。